ふと思うこと
2012-07-16


土日にもなれば、駅前は結構な人だかりがあって、歩道から人が溢れるくらいだった記憶があります。それらの人々は一体どこに行ってしまいったのか?つくば市に次々にオープンする郊外型のショッピングセンター、それまでは何も無かった街に一大ショッピングタウンが登場。

何もわざわざ不便な思いをして土浦へ行く必要は無くなったのです。この不便とは、クルマで行くと止める場所が近くに無い、と言うことを意味します。

駅前の開発が出来なかった、駐車場を兼ね備えた店舗展開ができない、招致もできない。結果は見えています。

むかし、土浦駅を降りると目の前に現れる2階建の古い建物がありまして、その土地の地権者が中々売却に応じなかった、駅前の道路拡張しようとした場合、老舗の店舗が多く存在して、拡張しようにも買収に及ばない。

まあ、その店舗や古いデパート(つかさデパートだったかな?)の地権者も、早々手放すわけにもいかない、ましてやバブルが始まる頃です。土地の値段はもっと上がるかもしれない、と考えても不思議ではありません。

しかし、それら老舗の店舗やつかさデパートも、気づいた時に既に手遅れ。大型店舗が撤退し、売り上げも落ちる一方で、遅ればせながら土地の売却をするも、イトーヨーカードーのたたずまいは、近いうちに消えてしまうことに。

結局のところ、つくば万博で乗り遅れたまま、20年以上経った今、嘗ての商業都市は終焉を向かえ、東京へ通勤する人々のベットタウン、県内の一部企業がオフィスを構えていますので、オフィス街のまちとなってしまったようです。

故郷を離れて早30年、自分が居た頃とは全く違う土浦。今回のニュースは、一抹の寂しさを感る、それ以上の思いを持たずには居られませんでした。

戻る
[etc]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット